覚書 子どもの骨折~術後6週4日ワイヤーを抜く~

骨折の為、手術をしてから6週と4日。

「ギブスを取る、手術で骨に入れたワイヤーを抜く」

の為の通院でした。

骨折してから、病院で痛い怖い想いばかりをして

不安と恐怖でいっぱいの7歳の娘に、詳しい手術の内容や

今日の処置の事は話せずにいました。

病院に行く事自体何をされるんだろうと、不安でいっぱいなのです。

 

前回はレントゲン撮影と診察だけだった事、ギブスがとれる!

そんな期待もあり、今日は心なしか前回よりは笑顔も見える娘です。

 

診察の順番がきました。

前回の予約から私自身不安に思っていた事。

「ワイヤーを抜く」これは手術ではないのか?

こんな大けがをしたことも無ければ知識もなく、ネットで検索するも

様々な内容の結果が出てきてかえって混乱してしまう。

私まで不安に襲われてしまう。

だからネットは、ほどほどに情報集め程度に。

 

普通の診察予約だったので、手術ではないんだな。。

部分麻酔で処置室で?

母はしっかり娘を支えてあげなければならないので、それなりの心の準備を

毎回通院のたびにして行っているつもりです。

 

 

診察の順番が来て名前が呼ばれました。

いきなり処置室に呼ばれます。

「あ、もう処置がはじまるんだな。」

気をしっかり持って娘と処置室に向かいます。

「ギブスをカットするよ、音が怖いけど痛くないからね!」

先生と看護師さんが娘をなだめてくださいます。

でもチェーンソーみたいな音で、ギブスに刃が襲いかかってくるんです。

それは怖いよね。娘は恐怖で泣きはじめました。

一緒に付き添った4歳の娘も怖くて私にしがみつきます。

大人はみんなで「大丈夫だよ!」と声をかけます。

ギブスが取れ、あついガーゼに包まれた腕が出てきました。

 

「。。。」

 

予想以上にどす黒くやせ細った娘の腕。

手術で入れたワイヤーが飛び出ています。

ワイヤーがうまく入らずやむを得ず切開した腕の内側の傷。

3cmという説明でした。

小さくてかわいくて細い娘の腕に刻まれた痛々しい3cmの縫い傷。

涙が出てしまいそうなほど痛々しく予想以上に深い傷でした。

ショックでした。

泣いてはいらせません。

その変わり果てた腕。できればワイヤーが刺さっているところは見せたくなかった。

見せないように処置してくれるものと思い込んでいた。

妹も誰か看護師さんなどが、待合室に連れ出してくれたりするのかな、、、なんて甘い考えだった。

 

「まず、腕を洗おうか!」

「えっ?」

看護師さんに連れられてすぐそばの水道に向かう娘は、

自分の腕を見て泣き崩れた。

痛々しくて恐ろしい見た目になってしまった自分の腕から色んな事を察している娘。

怖くてしょうがない娘の気持ちが痛いほどこちらに伝わってくる。

「一旦ママのところに行かせて。もう痛い事はしないで。」

骨折してから病院に来るたびに悲痛に訴える娘の声。もう聞きたくないよ。。。

いちどギュッと抱きしめて、

「ごめんね、これでおしまい、がんばろう」

と伝えた。

「抜かない!痛い事はもうしないって言ったよね?みんなうそつきなの?」

娘の訴えが心に刺さって苦しい。

「でも抜かないともっと痛くなるから、ハイごろんと寝てね」

外科の先生は慣れたものですよね。。。痛い場面も、痛みや恐怖を訴える子供も。

 

がんばろう、としか伝えられなかった。

私のそばで、次女もどうしていいか分からない涙目で手をグーにしてこちらをじっと見ている。

「お外で待ってて。怖くなっちゃうからお外のおいすで待ってて。」

次女に伝えるも、首を横に振って動けないでいる。

そんな中ワイヤーを抜く処置が始まった。

え?麻酔はないの?

びっくりした。気休め程度にあさったネットでは、全身麻酔の場合や部分麻酔の場合など…

そんな事が書いてあったけれど、娘は泣き叫ぶ中、麻酔なしで骨に突き刺さったワイヤーを抜く処置が始まった。

細い骨のワイヤーはスっと抜けた。血が吹き出てきた。

怖かった。

 

腕を切開した太い骨の方のワイヤーは少し抜きずらくて。

娘も痛いやめてと叫び続けた。

もうやめて…今回の骨折で何回思ったかな。

祈るように娘をさすって「もう終わるからね」それだけ繰り返した。

ワイヤーが抜けて包帯でぐるぐる巻きにされた。

 

次回の消毒の為の予約時間を伝えられて、いつもと変わらず

「はい、今日はおしまい」

処置室を出たとたんに、泣き続けていた長女の横で、我慢し続けた次女が泣き崩れた。。。

 

怖かったよね。

 

 

なんだか…もう少し…この子たちが苦しくないやり方が考えられるんじゃないのかな。。。

私は医者じゃないし、けがの事も処置の事も分からないけど

胸が苦しかった。

 

 

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